ご存知のように中国は長い歴史をもつ国であり、また国土は約960万平方メートルで、ロシア・カナダに次ぎ、世界第3位の面積を誇ります。そこに住む民族は、漢民族を代表に56を数える多民族国家です。
これだけの規模・民族を有している大国「中国」は、日本という物差しで測るにはあまりにも大き過ぎるようです。
面積の広さはそのまま地域差を現しますし、環境や気候の違いは、そこに住む人々の気質にも影響します。同じ民族であっても、住む場所によって違う言葉を話し、意志の疎通に困難を覚えることもあるそうです。

多様性を絵に描いたような中国人ですが、勿論、共通した気質もあります。
それは、「面子を重んじる」ということです。

面子を盾に、お互いの責任の擦り付け合いは当然で、自分が優位な状況で責任を問われない場面では、言いたい放題なことを口にします。反対に、自分が責任を問われる場面では、見て見ぬ振りも珍しくありません。

中国人との付き合い方として、「相手のプライドを傷つけない・相手に迷惑をかけないようにする」という配慮が必要になります。

とは言え、配慮することに神経質になってしまうと、精神的にも体力的にも負担が大きくなってしまいます。
そういった余計な気疲れを回避する為には、相手のことをしっかりと観察し、その状況や様子が分からなければ、素直に尋ねましょう。
分からない点を明確にして伝えられれば、問題の半分は解決されたも同然なのです。
そして、その経験は学習され、自ずと上手な付き合い方が出来てくるでしょう。

少々骨の折れることにも思えますが、相手を思いやることが中国人との付き合いで重要なファクターになります。

余談ですが、中国では日本とは違い、謙遜することを美徳とは考えません。(世界的に見ても、謙遜を美徳と感じる国は少ないようですが)
アピール出来る事は、しっかりアピールする方が重要です。

 

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